傷ついた野良猫

家に帰るまでの道すがら、前方10m先に猫が見える。かなりでかいし毛がモフモフしてる。野良じゃないのか?と思いながら近づいていくと、猫もこちらを発見したのか、ちょんちょんと接近してくる。どうやら鈴やその類はないようだ。

「お前野良猫なのか・・・」

僕は昔から動物はどちらかというと苦手だ。ここ近年はかわいいし飼ってみたいとも思うけど、触るときはいつも恐る恐る。どうしていいのかのマニュアルを知らない子になってしまう。

 

やたらにモフモフしててゴージャスな見た目のその猫、人懐っこいのか体をすり寄せてきたりなんかする。いつもの癖で写真を撮りながら、ゆっくりと歩いていくと、街灯の下に出ると、どうも右目が爛れたようになっていた。最早隻眼のような。

 

急に怖い気持ちになって、そのまま立ち去ってしまった。家に帰ってしばらくの間、妙な罪悪感と、偽善心が顔をもたげて、何か餌でもやろうか、何か食えば元気になるんじゃないか、などと考えていたらこんなトゥゲッターに出会った。

togetter.com

 

そうか、、野良猫はカラスや鼠やゴキブリと一緒なのか。。。確かに、今までそういう害に遭遇したことがなかったけれど、民家にある猫よけのペットボトルとかを思い出して納得した。

 

餌をあげにいくことはやめた。それが今のおれにできることだと。悲しいかな。